異世界の種族について

リューのおばあさんは120年前にアル・テッザの轟雷に巻き込まれてけがをしてしまった…ということを本編で描いたんですけど、120年前っておばあさんは何歳だったんだっていう話でして。
本編で説明する機会なさそうなのでこちらに書いておきますが、魔族は技族より少し寿命が長いんです。
理由は明らかになっていませんがたくさんの魔力を効率よく巡らせるからだのつくりになっているのか老化がゆるやかなんですね。元気なら150歳くらいは生きられます。
ただ基本的に魔族はからだが弱く病気には勝てない(魔法では病は治せない)のであまり長生きできるひとは多くないんですが…。
大人になるまでは技族と同じペースで成長して、成熟したら(20歳くらい)そこからは技族に比べてゆっくり老いていきます。
リューのおばあさんが事故にあったのは10歳の時です。いま130歳。
ちなみにジールとリューは18歳です。成長中〜。
首長は140歳くらいかな…首長も轟雷に巻き込まれたひとりなので技族に対して敵意を持っているんです。

魔族と同じように強い魔力を持っている、技族であるアレックスはそれなりに老いてるわけですが、技族は魔力の強さと老化速度に関連性はありません。80歳くらいが寿命です。

物語の後半で王様がアイリシアにむけて、自分たちは魔族と技族両方の性質を持つ「混合種」であると語っています。
実は異世界には技族・魔族・混合種という三種類の種族が存在しています。
かんたんに説明するとこんな感じ。
からだのパーツの色は魔族と混合種は魔神アイリシオーネと同じといわれる銀髪・青目のみで、技族は様々な髪や目、肌の色をもっているといわれています。
魔族のみアイリシオーネと同じふわふわした長い耳をもっています。よく聴こえます。
魔族は視力もいいので遠くまではっきりと見ることができます。
混合種は寿命は技族とおなじくらいですが身体が弱いひとが多く、アイリシアの母親であるレイシアもそのために早世してしまいました。
混合種は個体数が少ないこともあり、同じ種族同士で婚姻することが一般的です。
アイリシアの婚約相手も混合種でした。
余談ですが異なる種族の夫婦からうまれたこどもは魔族や混合種の血を強くひいています。

ミラたちの世界は魔神アイリシオーネによって創られたとされ、すべての生き物もアイリシオーネによって誕生させられたとされていますが、どのような過程でそれぞれの種族が誕生したのかはいまだわかっていません。
ひとつの種族から枝分かれしたのかはじめからそれぞれの種族がいたのか。
神は世界を創ったのち、自分の形見としてアイリスの花を遺してまたどこか別の世界へ移っていったと伝えられています。神とは何者なのか、どういった意思で世界を創ったのかは謎のままなのです。