第20夜あとがき-完結によせて-

最後ではなく、今後も後日譚やおまけまんがなど更新予定です〜。

今回が最終話、これにてねむミラは完結となります。
はじめたころは3年以内には完結させたいと思っていたのに結局5年半もかかってしまった。
本当は12-15話くらいにまとめてさくっと終わらせるつもりだったんですよね。
でも描いてるうちにあれも描きたいこれも描きたいってエピソードが増えてしまい…でも20話ってきりがいいからよかったかなと。
ストーリーはほぼ当初考えていた筋道どおりに進められたし、描きたかったことは描けたので満足です。

自分の頭の中にあったミラたちの物語を空想で終わらせないでかたちにして、自分以外の誰かに読んでもらってこの世にちゃんと存在させてあげたい…という気持ちだけで描き始めたねむミラでした。
知名度は皆無に等しいですが、それでも確かに誰かに読んでもらえて、そして物語をきちんと完結させることができたので目標は達成できたと思っています。
この5年半の経験とねむミラは自分にとってかけがえのない大切なものになりました。
自分がサイトをはじめたころはまだまだ個人サイトのウェブ漫画がたくさんあってポータルサイトもにぎわっていましたが、いまや個人サイトのウェブ漫画という存在はすっかり影をひそめてしまったように感じます。
そんななかで当サイトにきてくださって、最後まで読んでくださった方には本当に感謝しかありません。

レナの正体に関しては自分的にはだいぶバレバレなつもりだったんですがどうでしょうか?
未来とミラはそれほど見た目に差をもたせていないんですが、レナに関しては正反対くらいのギャップをもたせたくてこんなキャラデザにしました。そのほうがおもしろいかなと…
幽霊さんもそうですが「言われてみれば」と思ってもらえていたら幸いです。
あと例のページの演出はねむミラ描き始めた当初から絶対やると決めていたのでやっと描けて嬉しかった。
あのシーンが描きたいがためにわざわざ夕方に展望台まで登らせたという。
ただ冊子にするときどうするか考え中。カラーページ挟んでもいいんだけどそこだけ紙が変わってしまうから。
自分は基本的に自作品のカップルは本編でくっつくまではカップル絵描かない主義なので、これからはのぞみくを堂々とカップルとして描けます。といってもあのふたりはすでに熟年夫婦みたいなノリなのであんまりべたべたする感じじゃないんですけど。
今回のタイトルも当初から決めてありました。「未来には希望があってほしい」というのはねむミラだけではなく、自分のすべての創作のテーマです。
未来に希望があることが今を生きるちからになると思うので。
自分のまんがを読んでくださったひとが少しでもほっこりした気持ちになってくれたら嬉しいなと思っています。